スナックのママから料理店主に!肉好きによる肉好きのための、こだわり満載肉料理
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「せっかくお店で食べるなら、おいしいお肉を食べてもらいたいじゃないですか」と笑顔を浮かべながら、手際よく料理する白石理香さんは、「にく処 村さわ家」の店主であり“ママ”。仕入れる牛肉は、出産を経験していない国産雌牛(めすうし)に絞るというこだわりよう。その一方、気さくな接客も名物です。店内はきょうも、肉の香りとにぎやかな笑い声で満ちています。
〈店舗情報〉 村さわ家(むらさわてい) 奈良県生駒市本町9-12 ☎︎ 0743-73-6111 営業時間 ランチ:12:00 – 14:00 ディナー:17:00 – 21:00 定休日:毎週日曜 2024年9月17日時点の情報です |
国産雌牛へのただならぬこだわり
村さわ家では、牛肉の産地よりも雌牛であることを重視しています。雌牛はきめ細かい肉質が特徴で、口当たりが柔らかく、後味もさっぱりしています。「赤身はうまみが強い。脂も甘みがあるのに、しつこくないんです」と白石さんは語ります。
しかし雌牛は飼育が難しく、仔牛を生む母牛にもなるため、流通量が限られています。仕入れたいときに十分な量が手に入らないこともあるそうですが、それでも自信を持って出せるものを出す、というのが白石さんのモットー。「ブランド牛と食べ比べたこともあるけど、かえって雌牛の良さが分かったんですよね」と胸を張ります。
溶岩プレートは富士山の恵み
村さわ家で使うのは鉄板ではなく溶岩プレート。高温になるのに直火と比べて焦げにくく、遠赤外線効果で食材がしっとりと焼き上がります。程よく脂も吸うので、焼肉にうってつけ。手入れにはコツがいりますが、その手間をかけてでも「肉の良さを生かすならこれ」なのだそう。
牛肉以外の食材にも妥協しません。溶岩焼きのセットなどで提供される玉ねぎは、淡路島産で甘みが強く、お客さんからも好評なのだそう。調味料も納得できるものを取り寄せており、沖縄のベニイモを使った塩をおすすめしていただきました
寒い時季に食べたくなる鍋も、村さわ家の人気メニュー。もちろんモツ鍋に使うモツも厳選しています。「特に脂が多いものをリクエストしています。他のお店でいうと『特選』と付くレベルのものです」と白石さん。噛むと旨みの強い脂がじわっと口に広がります。さらに、そのたっぷりの脂が溶け出したスープで、野菜もモリモリ食べられます。
ランチメニューは揚げ物や炒め物を中心に、ボリュームたっぷりの定食、カレーなどがラインナップ。価格もリーズナブルで、近くで働く人たちに喜ばれています。
料理好きなママの、長年の夢だった
まもなく開店から3周年。それまではスナックを経営しており、当時から料理の腕前も評判だったそう。常連さんのお祝いの席や宴会では、なんとステーキやしゃぶしゃぶを出していたのだとか! すぐ近くで良い物件が見つかったのをきっかけに、念願の料理屋さんの開業に踏み切りました。現在は2部制を採用しており、カラオケもできる「スナック営業」は21時スタート。
〈店舗情報〉 村さわ家(むらさわてい) 奈良県生駒市本町9-12 ☎︎ 0743-73-6111 営業時間 ランチ:12:00 – 14:00 ディナー:17:00 – 21:00 定休日:毎週日曜 2024年9月17日時点の情報です |
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