生駒のハチミツ文化を楽しむなら!落ち着いたカフェでまずは一杯

グルメ

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さくら通りを歩いていると、ハチミツのいい香りにひきよせられて店内へ。中に入ると棚に美しく並んだハチミツ瓶や、ハチミツを使ったカフェメニューが私たちを出迎えてくれます。生駒産のハチミツをラテやレモネードに入れて飲んだり、スコーンにハチミツをかけて味わったり。今年4月にオープンした「Ikoma honey &cafe」で生駒のハチミツ文化を楽しんでみませんか。

〈店舗情報〉
店舗名:Ikoma honey &cafe / E135°42’N34°41′
Instagram:@e135n34.honey
営業時間:10:00-19:00(ラストオーダー18:30)
日曜日は18:00まで
定休日:木曜日+不定休
2024年10月28日時点の情報です

ハチミツが生み出すハーモニー

”ハニー”ラテといっても、もちろんカフェラテの部分も本気の味わい。トラディショナルなラテと合わさり、ハチミツの香りや甘みがより強く感じられました。お店のおすすめで、特によく出るメニューなんだそう。

軽めのミルクにしっかりとしたエスプレッソの味わいを感じるラテがハチミツにぴったり軽めのミルクにしっかりとしたエスプレッソの味わいを感じるラテがハチミツにぴったり

「初めてお店を知る人は、スコーン屋だと思ってお店にいらっしゃるくらいです」という人気メニューのひとつが手作りスコーンです。スコーン単品で堪能するもよし、メニューのScone with honeyを選んで自分好みのハチミツをかけるもよし。
今回は色が大きく異なるコーヒーハチミツとボダイジュの2種類のハチミツをかけて味比べしました。

ハチミツは色が濃いほど栄養たっぷり、薄いほど癖が少ないという楽しみ方の違いが

カフェで楽しんだ後は自宅でもハチミツがより身近に

棚にもレジカウンターにも、たくさんのハチミツがあって迷ってしまいそう。ずばりおすすめを聞いてみると、まずは生駒産のソヨゴを紹介してくれました。

▲フルーティなハチミツの香りをしっかり楽しめるソヨゴ

さらにシーズンごとのハチミツも登場します。取材当日は秋まっただ中、金木犀のハチミツが数量限定で店頭に並んでいました。「Ikoma honey &cafe」でハチミツを購入する方法は2種類。お店の瓶詰め販売と、自宅から持参した入れ物にハチミツを詰めてもらう方法です。
「そういえば、家のハチミツがなくなったから詰め替え瓶をお店に持っていこうかな」とお客さんが気軽にハチミツを購入するきっかけなれたらと教えてくれました。

ハチミツに携わり続けて決めた道

生駒で生まれ育った店主の伊勢さんは、奈良県の名産を全国へ広めたいという思いを持ち続けていました。就職先に養蜂がさかんな福岡県を選び、ハチミツ販売とカフェ業務を経験。「それがまさに、運命の出会いだった」と語ります。
6年ほどハチミツに携わりキャリアを積んだ後は、地元生駒へ戻って自らお店を開くことを決意しました。
商業エリアである生駒駅南口はローカルなお店が多く、店主さんの幼少期から親しみのある地域でした。南口エリアでいい場所を探していたところ、この物件と縁があり今年の4月にハチミツに特化したお店をオープンしました。
お店に近づいて初めて「ハチミツ屋」とわかるくらいがいい、と内装も外装もハチミツ屋のイメージを全面に出しすぎないように意識。ハチミツが大好きな人もそうでない人も、気軽に入って落ち着いてもらえることを目指したそうです。
その思いから生まれた居心地のいい店舗は、店主さんによる完全DIYというから驚きです。

▲ハチミツが陳列された棚からお店の天井まで、店主さんがこだわったざつ塗り感にあたたかみを感じます

「加工や加熱ばかりされて水あめのようになったハチミツでなく、ぜひ本物のハチミツの味を試食してほしいですね」と伊勢さん。身近に楽しめるようなハチミツを使った飲み物や食べ物から、生駒のハチミツ文化をつくる大きな役割を担っています。

▲ハニーレモネードやハニーエスプレッソスカッシュには4つのハチミツをブレンドした原液を使用。

〈店舗情報〉
店舗名:Ikoma honey &cafe / E135°42’N34°41′
Instagram:@e135n34.honey
営業時間:10:00-19:00(ラストオーダー18:30)
日曜日は18:00まで
定休日:木曜日+不定休
2024年10月28日時点の情報です

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